帰って来ました!

二週間のインドでの修行の旅から、5月31日(金)帰って来た。真夜中のデリー空港を飛び立ち、成田へは午後1時過ぎに到着するも、福岡への乗り継ぎ便は夕方で、結局我が家に帰り着いたのは20時過ぎ。2週間振りの我が家に感慨にふけっている暇もなく、夫の夕飯を準備し、洗濯機フル回転!結局寝たのは12時前。翌朝は普通に?起き、レッスンへ。時差ボケもなく、旅の疲れもなく、なんてことなくまたいつもの日常が始まった。

で、インド修行の旅。盛り沢山の感動あり!ゆえに、一体どこから始めたらいいのかと悩みつつ、聖地中の聖地、ガンゴトリーから始めることにする。5月17日の早朝(午前0時過ぎ)デリーに到着。インド初宿は、高級ホテル「タージパレス」。しかしわずか5時間弱の滞在!ゆっくり高級ホテルライフに浸る暇一切なく、早朝には聖地へ向かう車中人となる。デリーからリシケシへ。リシケシからウッタルカシへ。ウッタルカシからガンゴトリーへ。2か所での宿泊を挟み、聖地「ガンゴトリー」への車での移動は3日間続いた。

4年振りのガンゴトリーだった。4年前より何倍も巡礼者が増え、車が増え、その道のりは何度もギリギリ、ハラハラの連続だった。寝てればいいのに、眠れない。崖っぷちでの離合。私、何度も悲鳴を上げた迷惑な乗客でした。とにかく私たちを安全に運んでくれた素晴らしいドライバーに感謝しつつやっとやっと到着。巡礼者のためのホテルが増え、一層の賑わいを見せるガンゴトリー。ガンゴトリーとは「ガンジスが地上に現れる地」という意味。標高3,140m。ホテルへ向かう道。頭が重い。ちょっとの勾配にも息が切れた。ここから高山病との戦いが始まった。

翌日は丸1日、ガンゴトリーにあるヨーガニケタンのアシュラムでの早朝瞑想など修行をこなしつつ、ゆっくりと高地に慣れていく。少しずつ頭痛が収まっていく。快晴の昼間、ガンジス川で沐浴する人たちがいて、その向こうには真っ青な空があり、ヒマラヤの山々が眩しいほどに光り輝いていた。もうすぐその麓に行く。

ニケタン近くにある滝は、5年前にこの滝で早朝瞑想をした懐かしい場所。乾季ゆえに水量は少なくなっていたが、もうすぐこの滝の源に行くのだという思いで見つめる。同じ場所なのにその思いでこんなにも景色が変わるのだということに改めて気づく。そのどれもに私がいる。
翌朝、集合したニケタンでゴームクへ向かうキャンプ地「ボジバサ」へは馬で向かう組になったことが知らされる。できれば徒歩でと願ったけれど、インドへ入って以来悪化した膝を抱え、馬組へとなったことに従うしかない。
いよいよ憧れの聖地へ長くて辛い道が始まる。やっと始まる。全てはこれから・・・・続く。