ホワイトクリスマス?!?

クリスマスイブイブディの日曜日、朝からぐんと気温が下がり、日中は霙舞う寒い一日だった。いつもながら忙しい毎日から解放されてほっとする日。やっと年賀状を書き上げた。1年に1度、その人を想いながらささやかな一言を記す。「会いたいね・・・」その一人一人に向かい合いながら、無性に会いたくなった。それって私の人生が残り少なくなったから?!?

ほとんどテレビは観ないけれど、ほっとする時間には時々地元天神FM局のラジオ番組を聴きながら、自分時間を過ごす。ラジオによるとクリスマス前のサンディ天神はすごい人で賑わっていたらしい。「あなたの一番思い出に残っているクリスマスを教えて下さい」番組内での呼びかけに寄せられた想い出話を聴きながら、私の過ぎ去ったクリスマスの想い出にしばし心を遊ばせる。
一番想い出に残っているのは・・・・そうだなぁ、やっぱり産まれて初めてずっとずっと欲しかったミルク飲み人形をサンタさんにもらったあのクリスマスの朝かな。枕元に届いたサンタさんのプレゼントを見つけたあの朝の嬉しさは今でも決して忘れることはない。そしてそんな素敵な想い出を作ってくれた両親に一番感謝だね。明日はもうサンタさんは来ないけれど、今年いただいたたくさんの愛に感謝をしながら、心温かいイブを過ごそうと思う。

新幹線が鹿児島まで伸びて、博多から鹿児島までなんと1時間20分ほどで行けるようになった。仕事のない月曜日、ふらっと鹿児島に行った。この前鹿児島に行ったのはいつだったか?考えたら30年以上前だった。ゆったりシートの新幹線はあまりにも快適で、あっという間に南国に着いた。
近県在の友人と一緒に知覧まで足を伸ばした。「特攻隊記念館」はとっても重くて、胸の奥が締め付けられるようだったけれど、ちゃんと見なくてはいけない!!逸らしてはいけない私たち日本人の過去の過ちが、深い深い傷がそこにあった。その全てをしっかり全身で受け止めた。張り裂けそうな胸を抱えて外に出た。私が生まれるわずか6年ほど前、今からそんなに遠くはない日々に、こんな悲しい現実があったなんて。20歳にも満たない若者たちが、弾丸なって逝った。胸の奥が痛く、痛みで熱くなった。
出来れば逃げ出したい思いを抱えながら、逃げ出さず最後までちゃんと向かい合った。広島の原爆ドームもそうだけれど、ちゃんと見なくてはならない場所がある。愚かな人間に警鐘を鳴らす場所。

鹿児島市内に戻り城山に行って桜島を眺めた。降り注ぐ火山灰に傘を差して登校した日々を思い出した。本当に久しぶりに眺めた桜島はとても優しい姿をしていた。
夕方友人と別れ、せっかく鹿児島に来たのだから、黒豚食べんとね!!と駅の隣ビルにある鹿児島黒豚を味わえる地元専門店でお手軽価格の黒豚しゃぶレディズディナー(2,000円)を頂く。窓の外に広がる夜景を眺めながら、まずは生ビールで一人乾杯?し、後は当然ながら地元焼酎のお湯割りで・・・いやぁ〜!!美味しかったです。豚しゃぶも焼酎も、コースの〆のデザートも!!もちろん完食!一人ディナー約1時間半後、ビルの中にある紀伊国屋書店で「永遠のゼロ0(百田 尚樹著)」を買って夜8時前の新幹線に乗った。
久しぶりの旅気分を満喫した1日だった。この1年頑張った自分にご褒美の1日だった。またふらりと日帰り旅に出ようかな。来年は積極的に?!一人旅をしよう!そう心に硬く誓った。

寒い寒い日。猫のディスコくんはずっと私と一緒にホットカーペットにへばりついていた。明日はクリスマスイブ。ターキーを焼いたイブの夜が懐かしい。もうターキーは焼かないけれど、美味しいチキンとチーズと赤ワインは明日天神まで出かけてご用達して来よう。明日はひょっとしてホワイトクリスマス?かな。いくつになってもクリスマスは特別な日。特別な日をどんな風に過ごそうか・・・胸少しわくわくのイブイブの夜。