韓国の旅  その5 ソウル編

爆睡後、爽やかに目覚める!窓の外にはソウルの街が広がっている。私は今、ソウルにいる!嬉しい朝。9時ホテル発。歩いて清渓川沿いにあるソウルで一番古い市場、広蔵市場(クァンジャンシジャン)に向かう。ホテルの周辺は電気器具のお店がずらりと並ぶエリアで、景色的にはあんまり美しくはないのだけれど、これ一体なに?と時々首傾げつつ延々と続く卸店界隈を歩き続ける。歩くこと15分、多分・・・やっと市場到着。

ソウル初朝食はクァンジャンシジャン名物のコマキムパプ。一度食べたら癖になるほど美味しいということから別名「麻薬のりまき」と呼ばれている。広い市場の通路にたくさんのコマキムパプの屋台が並んでいて、一体どこが美味しいのかわからない。散々迷い歩き回った挙句、地元の人がいっぱい食べている屋台を選んだ。コマキムパプとお稲荷さん、薄い薩摩揚げを串に刺したおでんを注文する。キムパプとお稲荷さんは4人で2人前頼んでも食べきれず。4人で12,000W・・・一人200円ちょっとの朝食。満腹お腹を抱え、ナカ先生(キムチっ子クラブ)http://naka02.exblog.jp/お勧めの麻布屋さん?!でお買いもの。居間のタペストリー、ランチョンマットを作るの布を購入。可愛いイケメンの双子兄弟が店を守る。少し息子のオンマ(母)気持ちも手伝って、応援ご購入だったかも。

重い荷物をホテルに置きに帰り、トイレ休憩?後、リセットして今日唯一の観光場所である「昌徳宮 チョンドックン」に向かう。ホテルから歩いて15分。何度もタクシーを探してけれど、広大な一方通行道路が拡がるソウルでは、タクシーを拾うのも中々難しい。だから歩く。どんどん歩く。鐘路3街から宗廟寄りの裏道に入る。紅葉した木々を眺めながら、歩く。

やっと昌徳宮のチケット売り場に到着。列に並んで12時半〜の日本語ガイド付きツアーチケットを購入。小腹空いたけれど、お昼はツアー後にお預け。参加した日本人は20名くらい。時節柄?!どこに行っても日本人がそういなくて、代わりにというか、中国人がいっぱいいる。
ガイドの女性はスッキリとしたお顔立ち、佇まいの素敵な方であった。ガイド開始直後、一人の韓国男性が近づいて来て、ガイドの女性に何かをお願いしている様子。彼の後ろには15名くらいの若い学生たちがいた。かなり執拗にお願いを繰り返し、それをきっぱりと断っている様子。諦めて学生たちのところの戻った男性。「彼らは日本語を勉強している学生です。日本語の勉強のために、このガイドツアーに是非参加させて欲しいと頼まれましたが、このツアーは日本人を対象としていること、そして何よりも、みなさんにご迷惑をお掛けしたくないと思い、断りました。」なんとまぁ毅然としたお態度!かっこいい!!さっすが韓国女性!!心の中で拍手しました。

昌徳宮は太宗(テジョン)王が1405年に建てた離宮で、1592〜1598年の文禄慶長の役で焼失後、15代王光海君が王宮として再建し、歴代の王がここで政務を執ったという。正殿である「仁政殿」内部の装飾は素晴らしかった。天井からは何個ものシャンデリア?が下がっている。初めて電灯が用いられたという。

王の御座所であった「熙政殿」の隣に建つ「楽善斎(ナッソンジュ)」には、韓国最後の皇太子に嫁いだ日本の梨本宮家の方子(まさ子)さまが晩年まで過ごされたところ。政略結婚で韓国に連れてこられた方子さまであったが、皇太子を愛し、韓国を愛し、最後は韓国の土となりことを望み、晩年までここで過ごされたという。韓国の人たちからも愛された方子さま。日本の風情を醸し出した障子戸の向こうに、そのお姿が見えたような気がした。ガイドさんの適格、そしてユーモアもあるお話に惹きこまれつつあっという間に1時間のツアーが終わった。
「お腹空いたぁ〜!」「足、ばんばんに疲れたぁ〜」・・・でお昼はまたまた歩いて「安国駅」まで行き、かなり解りにくい路地を入ったところにある「チリサン」でチリサン定食をいただく。

自家製豆腐を使った優しい味のパンジャンがテーブルに乗りきれないほど並ぶ。豆乳鍋、ほっこり心和む味でした。やや辛のテンジャンチゲも好きな味。渇いた喉にビールが美味い!(はぁ、昼間っからビール!はい!美味かったぁ。)またまた一人ご飯も完食。食後には、シッケも出てきてシウォネ〜!! 1人前、15,000W。
店名の「智異山」とは、全羅北道(南原)、全羅南道慶尚南道にまたがる山の名前で、国立公園に指定されており、春には、山ツツジの花でピンク色に染まるるそうす。(ビョンさん全州にひとめぼれ!~全羅北道・全州市応援ブログ情報)
さて、お腹もいっぱいになったし、足の疲れも取れたし、また歩くよ〜!!向かうは三清洞(サムチョンドン)エリア。
続く・・・・