■三連休は・・・

台風の訪れと共に始まった。今日も朝から強い風が吹き、庭の木々が激しく風に
煽られて揺れる音に目覚めた朝だった。
相変わらず義妹は昏睡から目覚めてはいないけれど、かすかに足や手が動いたり、
片目を開けるなど、わずかだが変化が見られるようになった。
毎夕、弟から克明な症状報告のメールが届く。この連休も毎日仕事に行き、
夕方病院に行って、彼女の状況や医師の説明や実に細かく知らせてくれる。
そのメールを見るたびに少しの変化も嬉しくてほっとする。頑張ってるなぁ!
義妹だけではなく、弟も一緒に闘っているんだと思い、また目頭が熱くなる。

15日土曜日から「アジアフォーカス 福岡国際映画祭」が始まった。毎年楽しみに
している映画祭に、16日やっと行くことが出来た。
韓国映画「ダンシング・クイーン」と、インド映画「カハーニー/物語」を観に行く。
もう10年以上映画祭に通い続けているが、アジアの国々の目覚ましい経済的発展も
あって、作品の内容が大きく変わりつつあることを、近年特に思い知らされている。
アジアの国々でも映画は今や大衆の娯楽となった以上、商業ベースに乗ることも
大切な要因となり、やや難解な?!人としての根源的なメッセージよりも、
とにかく楽しく!といった娯楽性も重要になりつつある。
スタートから今年で22年になる映画祭。時代と共に変化はしていくのだろうが、
何よりも映画が大好きで、その世界を描くために体を張って、情熱を傾けている
人たちが、アジアの国々にいる!その熱き思いは変わらない!そう改めて思った。

博多駅前広場で開かれている「アジア太平洋フェスティバル」で、中国国家観光局の
PRブースは閉じられたままだという。
尖閣諸島の問題で、中国では毎日デモが続き一層暴徒化し続けている。
友人の娘さん家族が上海で暮らしている。反日感情が高まる地で暮らす家族を案じる
彼女のFace Book に連日仲間からの励ましのメッセージが届く。

それぞれの国で、それぞれの人で、それぞれの思いがある。
異なった思いをぶつけ合い、語り合い、歩み寄っていける道を探すことは必要だと思う。
自分の意見を声高に叫ぶこともいい。でも、暴力は決して解決には繋がらない。
卵をぶつけたり、日本車を燃やしたり、日本製品を置くコンビニやスーパーを襲い
略奪や破壊を繰りかえしてたり。そこから何が生まれるのだろうか?
心痛い日々。考えなくてはいけないことが山積みで、答えは出ないけれど、
でも逃げないできっと向か合っていかなくては!と思う。

闘っている人を想い、闘わなくてはと思う夜。今週も一歩一歩。